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『モダン』 原田マハ (文藝春秋)
評価:
原田 マハ
文藝春秋
¥ 1,404
(2015-04-13)

初出オール讀物他。ニューヨーク近代美術館通称MoMAを舞台とした5編からなる短編集。
多くの作者のファンの方がご存知のように、作者がかつて勤務していたMoMAの魅力が満載であり、作者の代表作と言える『楽園のカンヴァス』にてお馴染みのティム・ブラウンも顔を出すファンにとっては原田マハを十分に堪能できる所は嬉しい。

『楽園の〜』にてルソーの“夢”をネットで検索して観ながら読書を楽しむという、他の作家の作品ではありえない視覚をも伴ったスタイルの読書体験を本作でもワイエスやピカソの作品にて味わえるのであるが、これは作者の美術(MoMA)に対しての愛情の深さが作品に沁み渡り、読者にとっても安心して作品の世界に没頭できる点が素晴らしい。
作品を通して3.11や9.11あるいはスペインのゲルニカのことなど、避けられなかった悲しい出来事に対しての作者の今後2度と起こって欲しくないという強い祈りみたいなものが美しい文章の根底に込められていると感じました。
一編一編は短いために奥行きが足りないようにも見えますが決してそうではなく、MoMAの歴史を語りつつもMoMAを訪れ感銘を受けた人々に対する感謝の意が強く込められていると感じます。

各編の登場人物すべてがキュレーターだけでなく、警備員なども織り交ぜているところ、言い換えれば作品だけでなく様々な人の結集にて美術館は成り立っているということでしょう。

少し余談であるが、本作を読まれてMoMAに行ってみたく思われた方も多いのではなかろうかと思う。数年前から金曜日の16時からが入館料無料となっているらしい。これはTシャツでMoMAとのコラボのラインアップを多数取り揃えているユニクロがスポンサーとなっているからとのことです。
とはいえなかなかニューヨークまでは簡単には行けませんが。現実的な目標として『楽園のカンヴァス』の再読の方かユニクロのTシャツを着るかの方がありえそうですね(苦笑)

評価8点。
posted by: トラキチ | 原田マハ | 14:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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