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『漁港の肉子ちゃん』 西加奈子 (幻冬舎文庫)
新直木賞作家としてますますの活躍が期待されている著者であるが、本作やそのあとの『ふくわらい』によって一気に才能を開花させ、その後の直木賞受賞に繋がったように受け取っている。
とはいえ、本作も決して万人受けするかと言えばそうでもないかもしれない。その決して万人受けしないところが西作品の魅力とも言える。そこには作者でしか表現できない領域の究極の愛が描かれている。
西作品すべてを読んでいるわけではないけれど、本作は作者のもっている愛情が文章に乗り移り読者に提供されている。いささか羽を伸ばし過ぎた箇所もあり、バランスが取れていない所も見受けれるが、作者の伝えたいところは十二分に伝わり感動的な読書となった。

菊子こと肉子ちゃんのキャラが絶大であり、読者にとってはほっこりとしていて憎めない。語り手は娘であり小学校五年生の喜久子で、親子二人がわけ合って北国の漁港に来たところから物語は始まる。
2人を取り巻く人々たちのキャラも良く、語り手である喜久子の成長物語としても飽きさせずに読ませてくれる。
しかしながらラスト50〜60ページぐらいから感動の嵐がやってくる。これは読んでいてある程度は予想はしていたのであるが、その予想をはるかに凌ぐものであり作者の類まれな才能を感じずにはいられなかった。
私の中では一人でも多くの人にこの感動を伝え共感したいという気持ちも読後一杯である。

補足するとあとがきがあり宮城県石巻市をモデルに書いたということであり、この小説の誕生の前の段階でもドラマがあるといことであり、作者自身も思い入れの深い物語のようだ。
世の中には不幸な境遇の人がたくさんいるけれど負けてはいけないということですね、この2人のようにしあわせいっぱいに生きなければなりません。文庫版の帯の“迷惑かけて生きていけ。”という言葉がやけに勇気づけられた読書となりました。
なお、表紙のカバーイラストも作者作成です。

評価9点。
posted by: トラキチ | 西加奈子 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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