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『星やどりの声』 朝井リョウ (角川文庫)
評価:
朝井 リョウ
KADOKAWA/角川書店
¥ 605
(2014-06-20)

2015カドフェス作品。亡くなったお父さんの愛情を受け継いだ6人の兄弟姉妹たちの物語。タイトル名となっている星やどりというのは亡くなったお父さんが命名した喫茶店の名前であって、いわば残された母親と6人の子供たちの絆の証として受け継がれている。6編からなる構成で各編ひとりずつ語り手が代り、それぞれのおかれている立場が読者に紹介され、ひとりずつ親しみを植え付けることによって読者を物語の世界の中に引き込んでくれます。

最初に登場する長男の光彦が就職活動にいそしむ立ち位置で、本作を執筆していた当時の作者を彷彿とさせると感じたのは私だけであろうか。いろんなエピソードが印象的であるが、特に双子の小春とるりとの見分けがつかないということから生じる話が微笑ましくもあり切なくもある。

現代社会は本作のように6人もの兄弟がいる家庭はほとんど見受けれないが、家族っていいなということを十分に読者に伝えることに成功した作品であり、やはり二十歳そこそこで子供たちだけでなく大人の気持ちも把握できて描写に繋げれる作者の才能は、この後『何者』により直木賞を受賞されるけれど、本作でも十分に開花していたと言って過言ではないと思います。

途中で母親が父の命日に男の人と会っているということでひと悶着あるのですが、見事に収束させてくれます。もちろんラストが哀しくもあるのですが、それは子供たちの成長の証と受け取りました。
『世界地図の下書き』と同様、手厳しさも作者の特徴だと捉えています。

評価8点。
posted by: トラキチ | 朝井リョウ | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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