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『南部芸能事務所』 畑野智美 (講談社)
評価:
畑野 智美
講談社
¥ 1,512
(2013-06-21)

初出インポケット。著者の作品は3冊目となりますが初のシリーズものに挑戦。ジャンル的に読むのを敬遠してたことが後悔となるほどの充実した読書となりました。
芸能事務所と言っても所属しているのは芸能人じゃなくて芸人。いわゆる漫才やコント、そしてものまね系ですがちょうどブームが去って苦しい時代に差し掛かった時期が描かれていて、そこがかえって読者が共感できる人間ドラマが繰り広げられていると感じます。

7章立てですが各章視点が変わっていく所が読者にとって斬新であって、芸人を取り巻く環境がリアルに感じられます。とりわけ冒頭の新城とという大学生が芸人ライブを観に行って芸人になりたいと決心するところは物語の導入として良かったと思います。特に私のように普段テレビで芸人の出ている番組に疎い人間にとっては。素人である新城が成長してゆく姿というのが繰り広げられるというかと言えばそうではありません。落ち目の芸人や追っかけをしている女子高生なども描かれ、夢を追いかけつつも現実に突き合せて生きなければならないことが読者に突きつけられます。

そしてやはり読者の脳裡に焼き付くのは、コンビやトリオにおける人間関係の繊細さですね、これは人気が陰ってくると顕著に表れてきます。著者の人柄が滲み出た作品とも言えそうで、登場人物誰もを愛おしく思え応援したい衝動に駆られます。次作以降はやはり新城と溝口のコンビが舞台に立って悪戦苦闘するシーンがメインとなってくることは容易に想像できますが、それ以外の脇役たちの人間模様も噛みしめて読んでいけたらと思います。苦しくても生き生きと描かれている点が作者の魅力だと強く感じました。

評価8点。
posted by: トラキチ | 畑野智美 | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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