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『メリーランド』 畑野智美 (講談社)
評価:
畑野 智美
講談社
¥ 1,512
(2014-05-21)

初出インポケット。『南部芸能事務所』シリーズ第2弾。1作目以上に面白かった。作者の代表作と後年呼ばれるような内容だと感じる。読者との距離感の近さと人間臭さの描写が作者の秀でたところだと何作か手にとって感じていたが、本作を手にとってよりその思いが強くなりました。

その顕著な例として脇役たちの充実したサイドストーリーが繰り広げられていることが上げられます。一見華やかな世界であるがゆえに裏はいろいろありますよね。主人公格で本作のラストでタイトル名ともなっているコンビ名が決まった溝口新城コンビだけでなく、脇役の脇役と言って過言ではない「トリオ」で出てくるナカノシマの中島がバイトする映画館で働く古淵という女の子の視点で描かれているストーリーがほんとに秀逸で、凄くグッサリとする描写が繰り広げられて、読者もハッとさせられること間違いなく印象的な一編となりました。

あとはやはり鹿島と津田さんの2人の女性の描き方でしょうか。これは読者によっては捉え方も違ってくると思いますが、鹿島さんは作者の応援したくなる人物として、そして津田さんは作者にとって手厳しく描かれていると感じますが2人とも幸せになって欲しいなと思います。それ以外の人物もバラエティに富んでいて、次は誰が主役なんかと胸を高鳴らせながら読むことが出来ます。今後はインターバルとのライバル争いが勃発するのでしょうか、それともナカノシマの人気浮上があったりして目が離せません。

現在まで3冊の刊行でずっと続きがあればと思っています。近藤史恵さんの「サクリファイス」シリーズのようにもっと多くのファンが後押しすればずっと話を広げて書き続けることが作者も可能なのかもしれません。夢を持つことの素晴らしさと現実を知ることの厳しさの両方を思い知らせてくれる本作、未読の方は是非手に取って欲しいなと思っております。

評価8点。
posted by: トラキチ | 畑野智美 | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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