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『はぶらし』 近藤史恵 (幻冬舎文庫)
NHKドラマ化を機に手に取った。作者の作品はサクリファイスシリーズのみしか読んだことなくて、期待と不安が入り混じった読書となったけれど、繊細な心の動きはジャンルが違えどその才能を如何なく発揮していると感じる。
脚本家として生活する鈴音の下に高校時代の友達である水絵から突然電話がかかってくることから物語が始まる。
水絵は離婚し子連れでリストラにあったばかりで、一週間だけ泊めて欲しいと泣きついてくる。しぶしぶ承諾したところから物語が動き出すのであるが、予想通りの展開と言えばそれまでですが、やはり秀逸なのはタイトル名となっている“はぶらし”に関するエピソード。これは読んでのお楽しみであるけれど、節操のない水絵の心情を最も表わしたエピソードで、読者並びに鈴音は開いた口が塞がりません。

その後はお決まりのパターンと言えばそれまでなのですが、予定通りに滞在が延期されます。読んでいてやはり子供(耕太君C)が可哀想ですね。あとは女性読者がどちらに共感というか同情するかによって捉え方も違ってくるのでしょう。リストラ、DVもっと言えば結婚して子供を持つことの意義について考えさせられます。一見、鈴音が利用されたようにも見受けれますが、やはりそれほど親しかったわけでもないのに、ずるずるひきずって同居を許した親切心が問題を大きくしていると感じる。

鈴音に対するイライラと同情は男性読者や独身女性の共感を呼ぶのでしょうか。いずれにしても、水絵が完全な悪人でないところが物語に奥行きを与えているようです。耕太君が普通に育っているところが印象的で、子供の持つことの責任の重さを再認識した読者も多いと思います。ラストは予想よりも爽やかで、ドラマがどう描かれるか楽しみにしたいなと思います。

評価8点。


posted by: トラキチ | 近藤史恵 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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