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『希望の地図 3・11から始まる物語』 重松清 (幻冬舎文庫)
作者のライター用のペンネームとして著名な田村章氏を主人公として、震災後半年後東日本大震災の被災地を訪れた記録を綴ったものであるが、重松氏らしいと思えるのは東京で不登校に苦しむ中学生を同行者として取り上げられている点である。
イジメや不登校に関する小説ネタは作者の最も得意としているところであるけれど、本作を通してイジメに苦しむ少年の心が緩和されてゆく過程が描かれているのは、これからの日本を背負って立つ子供たちに対する作者の期待の気持が伝わってくるのである。

文庫本には事故直後の写真と三年後(2014年)の写真が掲載されていて、その三年間の間のたゆまぬ努力の結果が画像でも読者に迫ってくるのであるけれど、小説では表現できない作者の心のこもった部分を垣間見ることが出来ます。
最も感動的なのは、やはり絶望的な気持ちで生きてきた少年光司が自分よりもっと絶望的な窮地に立たされた被災地の人々が、ひたむきに希望を捨てずに生きている姿を見て徐々にではありますが変化を遂げてゆく姿だと思います。
そして例えばこの本を読んでいる読者層で言えば、お子さんがイジメにあって苦しんでいる親御さんの世代も多いと思われます。きっと本作を読むことによって痛みや苦しみが緩和されたことだと思います。
印象的なのは石巻日日新聞の壁新聞、そして映画にもなったフラガールの新たなる苦難等々。
今回、仙台旅行の道中に本作を読んだのであるけれど仙台空港の当時の写真が生々しく飾られていて胸が熱くなった。この気持ちを日本人の一人として忘れてはならないと肝に銘じたい。3月11日が近づけば再び手に取りたいなと思う。

評価9点。
posted by: トラキチ | 重松清 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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