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『マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ』 古内一絵 (中央公論新社)
書下ろし作品。タイトル名はインドネシア語で夜食の意味であり店主である女装した大男のシャールが魅力的で物語に引き込まれた。全4編からなるのだけれどやはり構成が良い。一つ一つのストーリーが中編ぐらいの長さであり、それぞれの登場人物も読者層の人間が陥りそうになる悩みを抱えている点が身近に感じずにいられない。そして私たち読者にとっても異次元の世界と言って過言ではないドラァグクイーン(オカマではないみたいです)のお店で供される体に優しい食べ物。読んでいくうちに、読者の方も心地よさに浸ってしまいます。

そして作者の演出の素晴らしさは一編一編の背中を押してくれるストーリーだけではすみません。店主の過去の人となりと人間性に魅せられ、彼の現在進行形で侵されている病気が露わになりそして迫りくる立ち退きの話。果たしてマカンマランはどうなるのでしょうか、一気に読ませてくれますし、最早お店の常連客となったみたいな気分。最初は少し馴染まなかったお店の面々だけれど、途中からは個性的な彼らの魅力に負けてしまいます。あとは読んでのお楽しみということですが、是非続編が読めることを期待したいと思います。それにしても書下ろしでこのクオリティは高いと感心しました。最近疲れていてほっこり系の作品が好きな方には格好の一冊。

作者は映画会社勤務歴があって、活字を通してですがかなり映像的に読者に訴えかける文章が特長だと感じます。そして前作である『痛みの墓標』がインドネシアが舞台であったのがリンクしていると想像するのですが、綿密な取材を通して丁寧に一冊ずつ書かれているスタンスも好感が持てます。

評価9点。
posted by: トラキチ | 古内一絵 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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