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『帝国の女』 宮木あや子 (光文社)
評価:
宮木 あや子
光文社
¥ 1,404
(2015-07-17)

初出「小説宝石」&書下ろし。著者初読みですが予想通り楽しく読めました。タイトル名からして戦争や軍隊の話かなと思いますが、思いっきり現代ものです。
帝国とはテレビ局の名前であって、そこが舞台としての5人の女性たちのぶったまげた働きぶりの圧巻の物語です。

登場するのは帝国テレビに勤める貞江(宣伝部)に麻耶(プロデューサー)、同局のドラマの脚本を書いている多恵子、女優のマネージャーの一葉、テレビ局の記者の清美の5人。一見華やかなように見えるテレビ局ですが、華やかであるが故に競争や軋轢も激しくまるで戦争状態です。その戦争状態的な部分がタイトル名ともなっている帝国という言葉で象徴させているのかどうかは、作者に聞いてみなければわかりませんが、5人ともがそれぞれ超個性的であり、見ようによれば節操がない毎日が読者にとっては滑稽でもあります。共通しているのは恋愛そっちのけで仕事をしているということでしょうか。とりわけマネージャー役で最もその出自が奇抜である一葉の存在が気になり読み進めていたのですが彼女の魅力は表面的には自分自身の壮絶な人生を外部に見せない所に尽きると思います。

書下ろしでもある最終章のまとめ方が作者の際立った表現力の集大成的な部分でもあると思われ、凄く楽しいエネルギー補充読書となりました。是非他の作品も手に取りたいと思ってます。
ご存知の方が多いと思いますが、作者は多数の人気作家を輩出している新潮社の「女による女のためのR-18文学賞を映画化もされた「花宵道中」にて受賞、その後も躍動感あふれる文章で多くの読者の共感を得ています。

評価8点。
posted by: トラキチ | 現代小説(国内) | 19:34 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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