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『風の丘』 カルミネ・アバーテ(新潮社)
原題“La Collina del Vento"関口英子訳。イタリア南部のカラブリアにてニーナベッラロッサルコの丘を守るアルクーリ家の盛衰を四代に渡って描いた大河作品。
時代が第一次大戦前後からと長い年月に渡るのでイタリアのファシズムなどの勉強にもなり、戦争に苦しんだのは私たち日本人だけではないということが身に沁みます。
作中に考古学者パオロ・オルシという実在の人物を登場させたのが亡き英雄に対するリスペクトの表れが如実に出ており、作者の南部出身いわば同郷小説ということも相まって成功を収めていると感じる。

いろんなことが起こりますが、四代に渡って家系の固い結束が表れているのが安心した読後感をもたらせていると感じます。そのあたりミケランジェロのの命名が父の亡き兄弟から取った名前であることが象徴されています。
いわば語り手である四世代目の“僕”(リーナ)が父、祖父、曽祖父の良い意味での自慢話を繰り広げている体裁をとっているとも言え、ロッサルコの丘が彼らに強い意志を与えて彼らの人生の希望となっています。
印象的なのはやはりソフィーやリーナという我慢強い妻たちでしょうか。ミケランジェロの妹のニーナベッラの熱さも圧巻ですよね。故郷の良さを忘れがちな私たち日本人に必読の一冊だとも言えます。
関口さんの訳も素晴らしい。カンピエッロ賞受賞作品。

評価9点。
posted by: トラキチ | 新潮クレスト・ブックス(感想) | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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