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『朝が来る』 辻村深月 (文藝春秋)
評価:
辻村 深月
文藝春秋
¥ 1,620
(2015-06-15)

初出「別冊文藝春秋」。本屋大賞ノミネート作品。誰もが読後読み応えのある作品であったと満足して本を閉じることが出来る作品であると感じる。
育ての母親と産みの母親の苦悩を描いた作品であり、どちらの苦しみも圧倒的な筆力によって読者に知らしめてくれるところが素晴らしいのですね。

通常の作品であれば、どちらかにスポットライトを当てているのでしょうが、本作に関しては最終的には子供である朝斗の幸せが達成された感じの流れで書かれている。
そこに至るまでの過程は生々しく読者にとっても辛いものであるけれど、結果として納得のいくエンディングが待ち受けているので頗る読後感が良くなっている。

やはり実母のひかりと養母の佐都子との対照的な描かれ方が印象的である。冒頭で朝斗にかけられた嫌疑を疑うこともなくひたすら息子を信じ愛情を余すところなく降り注いでいる栗原夫婦。まさか養父母だったとは驚きでしたが、彼らが息子を返してほしいと同時にお金を要求されたことで実の母親ではないと言い切ったところが、受け渡し時に会って常に感謝の気持ちを忘れずにいた(作中では広島のお母さんという言葉が使われています)ところが朝斗を実の子以上に大切に育てている証だと感じます。

第三章以降はひかりに共感して読まれた読者が多いのであろうが、彼女の残りの人生も朝斗の幸せを願って生きることによって必ずハッピーなものになると信じて本を閉じた。

評価9点。
posted by: トラキチ | - | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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