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『僕の名はアラム』 ウイリアム・サローヤン (新潮文庫)
評価:
ウィリアム サローヤン
新潮社
¥ 562
(2016-03-27)

原題“My Name Is Aram"柴田元幸訳。新潮社の画期的と言って良いであろう試みである村上柴田翻訳堂シリーズの第一弾。このような作品を手にとると、シリーズの意図している通り忘れかけられている名作が蘇って読者の胸に届き、幸せな気分に浸れる。それはやはり訳者の柴田氏の米文学に対する深い見識に基づく愛情が読者に伝わるからであろう。全10冊の内、6冊は復刊であるが柴田氏や村上氏がどのようなあとがきを添えてくれるのか、本文を読む楽しみが倍増されるのが目に見えて幸せな読書ライフを満喫できるのである。

さて本作、柴田氏が学部生の頃から愛読されていたという作品であるが、上梓されたのが1940年ということで真珠湾攻撃の1年前にあたる。アラムというのは作者の分身のような存在なのでしょうが、実際は苦しいことも多かったのでしょうが、かなりのほほんとしているようでも強心臓の少年として描かれている。彼をとりまく叔父さんたちがなんともユニークかつ滑稽で、これは本作品集の象徴的な部分で読者に大きなインパクトをもたらせていることは間違いのないところである。彼ら全体(アラムも含めてアルメニアから渡ってきた人たち)が家族のようであり各編を読み進めていくうちに彼らの悲哀めいたものにじーんと来ます。

それは前述した叔父さんたちがあまりに頼りなさげなのが大きな要因となっていると思われるのですが、彼らがアラムの成長を心から願っているであろうところが垣間見れるのがやはりこの作品を読む醍醐味だと言えそうですね。とにかくアラムが愛おしいのです。

評価8点。
posted by: トラキチ | 柴田元幸翻訳本 | 02:32 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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