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『テミスの休息』 藤岡陽子 (祥伝社)
評価:
藤岡陽子
祥伝社
¥ 1,620
(2016-04-12)

初出小説「NON」。着実に読者数を伸ばしていると感じられる作者の最新刊を手に取ったのであるが、やはり次の作品も読んでみようという気持ちにさせられた読者は多いのではなかろうかと思われる。

前作『おしょりん』は大正時代の伝記作品を描き作風が広がったと感じたのであるが、本作は作者の正攻法的な作品であると言え、個人的には現時点で代表作と言っても過言ではないのではなかろうか。舞台は横浜にある小さな法律事務所で、現代社会に潜む問題点を抉りつつも弁護士と事務員との言わば年齢は重ねているけれど淡い恋愛模様が描かれていて、じれったさが心地よく読者としては2冊分の読書を楽しませてもらったという気持ちにさせられる。

まるで作者の人柄が登場人物(涼子)に反映されているように感じられ、芳川の方は理想の男性像とも思われます。
作者の魅力はやはり誠実に生きることの大切さを謳っていて、他の作品でもそうなのですが本作では特に感じられました。印象的だったのはやはり弱者に対しての暖かいまなざしなのでしょうね、こんな弁護士事務所現実的には存在しにくいのかもしれませんが、依頼人も後悔はしないところが素敵です。
とりわけ涼子の息子の友達の母親の再婚相手のとった誠実な行動がとっても印象的です。あとはとんかつ屋の大将、なかなかやりますよね。

本作品で描かれている芳川事務所は『ホイッスル』にも登場していて、未読の方はそちらも読まれることをお勧めします。とにかく芳川と涼子の幸せを願ってうるうるして本を閉じたことを書き留めておきたい。まるで幸せをお裾分けされた気分に浸れる読書であった。

評価9点。
posted by: トラキチ | 藤岡陽子 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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