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『記憶の渚にて』 白石一文 (角川書店)
評価:
白石 一文
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,836
(2016-06-30)

直木賞作家の矜持が体感できる作者渾身の作品だと言える。人生に対する問いかけは他の白石作品でもお手のものであったけれど、本作ではそれからもっと進化した形で読者に提示されていると感じる。
それだけ物語自体が壮大であることが読者にとっても伝わるのであるが、それは物語自体が三部構成となっているところが大きいと思われる。

第一部にて語り手となる古賀純一、読者の大半が物語を通して彼が主人公を演じ、彼の人生哲学いわゆる白石哲学が語られると予想されたことだと思う。それが良い意味で期待が裏切られたところが、他の白石作品では味わえないようなスケールの大きさを感じるのである。
物語全体をミステリーテイストが漂っているのが特長である。登場人物ひとりひとりが謎に包まれているわけであるけれど、彼らひとりひとりの生い立ちがキーポイントとなっていて、いかに彼らが生きてきたか、先祖を遡って謎が謎を呼び、最終的にはピースのパズルが完結します。

その読み終えた時の爽快感は他の作家の作品では味わえないような感覚に満ちていて、それは裏返せば、誰も悪くなく一生懸命生きてきた証としてこうなったのだと読者に知らしめしてくれているように感じられます。その一生懸命さが読者の明日への活力となることは請け合いで、まさに作者が願っていることだと強く感じました。機会があればまた読み返したいと思っています。新たな収穫が得られると確信しています。

評価9点。
posted by: トラキチ | 白石一文 | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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