Search
Calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『PTAグランパ!』 中澤日菜子 (角川書店)
評価:
中澤 日菜子
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,728
(2016-06-01)

書下ろし作品。作者初読みです。作品を通して読者が自分自身と向き合う内容の小説だと言える。誰もが本音を言えばやりたくないPTA役員であるが、一流企業を定年退職して暇をもてあそばせている祖父勤が代理として副会長を全うしようするところから物語は始まります。

自分は仕事一筋で一切一人娘の都の幼少時代を顧みなかったことを反省していく姿が見ものです。タイトル名からして勤が主人公のように感じますけれど、実際の主人公は3人の男の子を持ちパートしながら同じく副会長として悪戦苦闘する順子であると感じます。彼女と都との対比(働くママ対キャリアウーマン)が本作の読者層(女性が多いと想像します)からして興味深く読めることは請け合いだと感じます。

当初、険悪なムードに陥りますが、お互いがお互いを認め合い寄り添っていく過程が一番爽快感あって心地よいです。あとは劇作家もされている作者ですので会話がスムーズで読みやすく感じますよね。さりげなくですが現代社会の大きな問題点である、認知症(→介護の重要性)などにも言及して出世して働くことの意義をも考えさせられました。

会長役の結真もユニークキャラですが一本筋が通っていて印象的です。本作を読んで何が幸せなのか本当に人によって尺度が違うのだと痛感されたかたも多いんじゃないでしょうか。エンタメしているけれど(読みやすいという意味です)何かを考え掴み取れるような意義のある一冊だと感じました。小説現代長編新人賞を受賞し小説家デビュー、本作が4冊目の上梓ということで遡って挑戦したいと思います。

評価8点。
posted by: トラキチ | 現代小説(国内) | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 20:50 | - | - |-









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック