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『花舞う里』 古内一絵 (講談社)
評価:
古内 一絵
講談社
¥ 1,620
(2016-05-18)

初出「小説現代」。本作も含めて3作作者の新刊を読ませていただいているが、再生をモチーフとした良質の作品を立て続けに上梓されていると感じる。本作は前2作と比べてキャラ立ちは控えめであり、地味目な作品であるとも言えるが裏を返せば奥の深い小説好きの読者にも受け入れられる作品であると感じる。
それだけ作者の情景描写が素晴らしく、まるで映像を浮かべながらページを捲っている自分にハッとさせられたのである。

主人公である潤が母親の実家の愛知県の奥三河に帰るところから物語が始まるのであるが、辛い過去を背負って帰ってきたということを読者は自分も同じように背負ってしまうのであるが、ある種の期待感、それは作者がどのように誘ってくれるのかというものですがこれは読書の醍醐味だと言えます。

都会の学校では体験できない周りの環境に最初は驚かされる日々でしたが、次第に辛いのは自分だけではないのだということ、つまり他の子供たちもいろんなことを背負っているということを知ってゆく過程が瑞々しく描かれています。いわば潤の成長というものを私たち読者が体感できるところが本書の一番の魅力だと感じます。

花祭りのシーンは本当に圧巻で他の本では味わえないような感動が待っていますし、女性読者ならば母親の息子への愛情が滲み出ている描写に遭遇する楽しみもあり、違った感動が待ち受けていると思えます。なかなか踏み出すことは大人になっても難しいのですが、前向きに考えることの大切さを想い起させてくれる良書だと感じます。

評価9点。
posted by: トラキチ | 古内一絵 | 20:44 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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