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『スティグマータ』 近藤史恵 (新潮社)
評価:
近藤 史恵
新潮社
¥ 1,620
(2016-06-22)

初出「小説新潮」。ご存知自他ともに認める作者の代表シリーズであるサクリファイスシリーズの第5弾。
早く読みたい気持と読み終えるのがもったいないという気持ちが交錯してハイテンションな読書体験が余儀なくされます。
前作『キアズマ』にて大学の自転車部を描き、斬新でもあってけれどスピンオフ的な作品という捉え方をされた読者も多かったことであろうと思われます。
そして本作、あのチカこと白石が語り手で最初から最後まで読者を誘ってくれ、いわばプロのサイクルロードレースの王道作品として堪能させてくれます。

舞台はヨーロッパ、ツール・ド・フランスのシーズンが始まるところから物語がスタートしますが、知らぬうちにチカもベテランの域に達しており、いつまで現役選手としてやっていけるのかという瀬戸際に立たされているという境遇が読者にとって驚きでもあり切迫感が伝わってきます。
日本から伊庭もヨーロッパに活躍の場を求め渡るのですが、伊庭の立場とチカ(アシスト役)の違いを心情吐露する描写が印象的です。

物語は冒頭でかつての偉大な選手でドーピングの事件を起こして今季復活を期するメネンコらの依頼がミステリアスでページを捲る手がとまりません。
本作の醍醐味はやはりサイクルレースの過酷さと実態(選手の役割)を的確な描写で行っている点で舌を巻いてしまいます。
メネンコを取り巻く事件の内容もハッとさせられる内容であったし、期待を裏切らない内容であったことは素晴らしい。

次はチカの恋愛を絡めた話や彼のイストワールのさらなる完成も読んでみたいが、本作でチカと再会できたことを作者に感謝したいなと思う。
このシリーズの最も凄いところは、再びシリーズを読み返したいという衝動に駆られる点に尽きるのであろう。

評価9点。
posted by: トラキチ | 近藤史恵 | 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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