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『虫たちの家』 原田ひ香 (光文社)
評価:
原田 ひ香
光文社
¥ 1,620
(2016-06-16)

書下ろし作品。前作『復讐屋成海慶介の事件簿』はライトなキャラ立ちのしたエンタメ作品であったけれど、本作は一転して衝撃的な内容の作品を上梓、幅広い作風が持ち味の作者の特徴が顕著に表れた作品であると感じる。
九州の孤島にある「虫たちの家」というグループホームが舞台で、そこに住む女性住人たちは訳ありな人生を送ってきました。物語はそのグループホームにアゲハ親子が入所するところから始まり、テントウムシという古参の女性の視点から語られるのですが、十代であるアゲハの行動が気になり禁忌を犯してしまうテントウムシが愛おしく感じられたのは、グループホームに対する深い愛情の結果だったと同情できるか、それともやっぱり余計なことをしたからと突き放すかは読
者に身を委ねるところなのでしょうか。

途中で過去のアフリカにおける描写が出て来て、いったい誰のことなのかとその関連性を模索しながらのやや複雑な読書となったけれど、一男性読者としてはやはり彼女たち全体に対して共感は出来ないけれど同情の気持ちは禁じ得ず、幸せになって欲しいなと切に願ったところである。
ネットの世界の氾濫により、悪意がはびこりいろんな犯罪行為が増幅されているけれど、節度と良識を持っての利用方法を作者は切に訴えかけているようにも取れた。非常に評価のし辛い作品で読み手泣かせかもしれないけれど、作者の挑戦意欲は大いに称えたいし、後年にターニングポイントとなった作品であったと語られる日が来るのであろうと期待している。最後になったけれど、作者は女性読者に対して自分自身を見失うことのないように警鐘を鳴らしているのであろうと受け取っています。

評価7点。 
posted by: トラキチ | 原田ひ香 | 18:57 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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