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『サラバ!(上)』 西加奈子 (小学館)2017.02.09 Thursday
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作者の特徴でもある繊細さと力強さを併せ持った作品であるところは間違いのないところであろうが、読み進めていくうちに読者は歩ほど波乱万丈ではないにしても、自分自身の過去を振り返ることを余儀なくされる。
特に印象的なのはエジプトで別れることとなった親友のヤコブとの邂逅は、歩の人生にとってその後多大な影響を与えることだと容易に想像できるのである。作中でタイトル名ともなっている“サラバ!”という言葉が使われるけれど、“グッドバイ”という意味と“ガンバレ”という相手を鼓舞する意味合いとを併せ持った言葉であるように感じられ心に沁みた。これから歩がどのような成長を示すのか、いかに人生に立ち向かってゆくのか期待しながら下巻に向かいたいなと思う。
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スポンサーサイト2018.04.15 Sunday
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