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『出会いなおし』 森絵都 (文藝春秋)
評価:
森 絵都
文藝春秋
¥ 1,512
(2017-03-21)

初出「オール讀物」、6編からなる短編集。惜しくも大賞受賞はならなかったけれど本屋大賞第2位という高い評価を得た渾身の長編である『みかづき』の次の作品ということで注目された読者も多かったと思われるが、期待を裏切らないクオリティの非常に高い読者の胸に迫る作品集であると感じる。 女性読者にとって、本作のような作品集は心の琴線に触れ、背中を押してくれること請け合いだともいえる。 それは繊細かつ説得力のある変幻自在な内容及び題材を持って描かれていて、次の編はどうなのだろうかと期待を抱かずにいられず、身を委ねやすい作家の一人である作者の筆力の賜物である。

まるで処方箋のような作品集であり、読み終えたあとには背中を押してくれたり、肩が軽くなるのは作者の愛が詰まっている所以であると言える。 特に印象的なのは「カブとセロリの塩昆布サラダ」、デパートでカブと思って買ったサラダが実はダイコン、怯まずに立ち向かう主人公が痛快で、これは作者特有のこだわりが読者に伝わって来て励まされます。滑稽な話なんだけれど肝心なことは譲れないという主人公の気持ち伝わります。 自分の過去を振り返ることは自分の成長に不可欠であるということを噛み締めた方が多いと思います。

あと感動的なのはやはり「むすびめ」とラストの「青空」で、この2編は涙を誘うこと請け合いの傑作短編だと言える。 タイトル名ともなっている「出会いなおし」は本作のモチーフともなっていると捉えて読むと効果てきめんであり、私たち読者は後悔していることが多く、本作を読むことによって自己途上するきっかけとしたいですね。

評価9点。
posted by: トラキチ | 森絵都 | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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