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『罪の余白』 芦沢央 (角川文庫)
評価:
芦沢 央
KADOKAWA/角川書店
¥ 648
(2015-04-25)

作者初読みです。スクールカースト制と言って良いのでしょう、そのイジメが原因で若き命を絶った女子高生。彼女の父親で娘を溺愛してた心理学者の安藤と彼女を死に追いやった女子高生二人(咲と真帆)とのそれぞれの心の動きが語られて行きます。父親の怒りと苦悩、そして女子高生の自分たちの保身が交互に描かれるのですが、最後まで緊迫感が途切れることがありません。

キーパーソンとなってくるのが安藤の同僚でもあり彼の世話をする早苗でしょうか。コミュニケーション障害がある彼女の視点のパートが本作をより深みのある作品としていることは明白であり、ラストのサプライズにも繫がります。母親が自分の命を捨ててまで生んだという設定は男手ひとつで育てたという加奈に対する愛情の深さと共に、早苗という存在をより際立たせるための計らいであったと感じます。それにしても咲の自分自身を守るために取った陰湿な行動は想像を絶するほどで許しがたいですよね。女性作家ならではの繊細さと力強さを併せ持ったセンセーショナルな作品だと思います。

読者サイドからすると、やはり加奈や真帆が咲からなぜ離れられなかったのだろうかという疑念が残りますが、これは当事者にとっては難しい問題なのでしょう。
本作読了後、映画化されたDVDを鑑賞しましたが楽しめました。咲役の吉本実憂の悪魔ぶりが原作顔負けで印象的でした。次期朝ドラ主役の葵わかなも脇役ですが出ています。

評価7点。
posted by: トラキチ | 現代小説(国内) | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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