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『砂上』 桜木紫乃 (角川書店)
評価:
価格: ¥ 1,620
ショップ: 楽天ブックス

札幌近郊の江別市を舞台としたビストロで細々と働きながら作家を目指す40女の柊令央を描いた物語。
本作の出来栄えの優劣は読者によってかなり隔たりがあると思いますが、やはり直木賞という一つの到達点に達した作家だからこそ書ける作品であると思います。

出版業界とりわけ文芸の不況を露呈した作品ともいえますが、桜木作品をコンプリートしている読者とすればなんといってもプロとしてひとかどの作家になるまでの作者の過去の苦悩が主人公に乗り移った感がします。
現実を読者にこれでもかと露呈しながらもちっぽけだけれど夢や希望を見出せるのが桜木作品を読む醍醐味だと感じていますが、本作は作者の原点回帰であって読者にとってはやや消化しずらい内容のように感じた。

編集者である小川乙三の何度も書き直しさせるシビアさが読者にとってスパイスの効いたものとなって、主人公を追い詰めつつも成長させたところが唯一の読み応えであったとも言える。生半可な気持ちでは作家にはなれないという戒め的作品であり、一語一語魂のこもった言葉は桜木作品を読む醍醐味であり他の作家では味わえないことは再認識した。

評価7点
posted by: トラキチ | 桜木紫乃 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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