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『シネマコンプレックス』 畑野智美 (光文社)
初出「小説宝石」。南部芸能シリーズが完結し、次のステージへと進んでいる作者の勢いが感じられる連作短編集。
タイトル通りシネコンが舞台となっていますが、作者が作家を志す前にシネコンでフリーターとして働いていたということで、作者の夢が登場人物ひとりひとりに込められた力作だと感じます。

シネコンにはいくつかの部署があり、シネコンの裏側もたっぷりと語られます。
各章それぞれの視点で語られますが描かれているのはクリスマスイブの一日というのがドラマティックでもあります。ただそれぞれの登場人物の過去が重ねられているところが物語に奥行きがあって読みごたえがあります。
バイト間の人間関係など、そのリアルさは他の小説では味わえないでしょう。

印象的なのは加藤君という小柄なイケメンの存在で彼がとっても魅力的に感じられ、彼をとりまく女性たち(映画女優も含む)の描写が巧いです。
作者のストロングポイントである、群像劇&恋バナモードが全開作品と言えそうです。
主人公格の島田さんと岡本さんとの五年前の出来事がミステリーテイストで、彼らベテランアルバイトの頑張りがあって10年間シネコンが続いてきたと思いますね。いずれにせよ、各読者にとって等身大の登場人物たちがリアルに描かれた本作、重めの作品も手掛けだした作者の王道的作品として語り継がれる日もそう遠くなさそうに思える。

評価8点
posted by: トラキチ | 畑野智美 | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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