Search
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< January 2020 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
『平成大家族』 中島京子 (集英社) ≪ゆうさんオススメ≫
評価:
中島 京子
集英社
¥ 1,680
(2008-02-05)
その簡潔で的を射たレビューが心地よいゆうさんのオススメ本。オススメ本リストはこちら
中島京子著作リストはこちら
<重いテーマを美しい文章で楽しませてくれる極上のエンターテイメント作品。>

初出 「青春と読書」。
ネット上で評判の高い中島京子さん、今回初挑戦しました。
他の著作作品も是非手に取りたい作家に出会えた喜び。
この人の美しい文章で紡げば、大抵は読者に大きな幸福感をもたらせてくれるのでしょうね。

タイトル通り、本作では当初4人家族だった緋田家が8人家族(大家族)となるところから物語が始まります。
初めは龍太郎・春子夫妻に彼らの母(義母)であるタケと長男である克郎の4人。
そこから長女の逸子夫妻と息子さとるが逸子の夫の聡介の商売の失敗からまず転がり込む。
次に次女の友恵が離婚のために転がり込む、それも前夫以外の子供を身籠って・・・
本作では社会に多く存在する未婚の母・いじめ・ひきこもり・介護問題いろんな問題が語られます。

全11編からなる連作集であるが、この作品の最も成功している点は、やはり1編1編違った視点から語られている点。
語り手は中学生(14歳)からその曾祖母さん(92歳)まで。
登場人物以上に老若男女楽しめる、中島京子の凄さを実感できる一冊ですね。
それぞれの立場に立って考え読んでみると、共感することしきり。
いやあ、みなさんドラマに満ちてますわ(笑)

中島さんは本作で読者に大きな夢を与えてくれている。
そう、読まれた方の大多数が私の意見に賛同してくれると信じたいです。
私の読み違えでなければ(笑)
それは長男であって最も個性的であるが最も存在感の薄い長男・克郎の“春”が描かれている点である。
この展開は正直驚いたし、まさに“中島ワールド”って呼んでいいのかな。
眼差しが暖かい作家さんだね。

あとは、どうなんだろう。
物語が始まった時点ではかなり余裕の隠居生活をしていたのが、ひょんなことから増えた家族(大家族)が最後には減っていきます。
ちょっと寂しい気もしたが、それ以上に一緒に住む人数が減ろうが、緋田家の当主ある龍太郎とその妻春子のしあわせさを再認識出来た点は幸せな気持ちにさせられた。
やはり長男の“春”は親にとっての春でもあるのですね。

大家族が“カンフル剤”となって、それぞれが自分自身を見つめ直し変化し成長して行く姿が微笑ましく、本当に楽しい読書を満喫できた。
最後は健太郎君がすくすく育つことを願って本を閉じたのである、大多数の読者と同じように・・・

面白い(8)
posted by: トラキチ | オススメ本(感想) | 11:45 | comments(7) | trackbacks(3) |-
スポンサーサイト
posted by: スポンサードリンク | - | 11:45 | - | - |-
こんにちは。
色々な人の視点で語られる大家族
すごく面白かったし、あたたかい物語でしたね。
| なな | 2009/03/23 2:17 PM |
何でも言い合える距離感の近い家族ではないんだけれど、それでも家族なんだなぁと言うことが伝わってくるあたたかい作品でしたね。素敵でした。
| エビノート | 2009/03/23 8:47 PM |
こんばんは。
私の宣伝までしていただき、ありがとうございます(笑)
トラキチさんに認めていただいて、中島さんでもないのに、とても嬉しいです(笑)
他の作品の感想も楽しみにしています。
| ゆう | 2009/03/23 9:49 PM |
>ななさん
おっしゃられるように色んな視点だからこそ共感できる点も多かったと思います。
『東京バンドワゴン』と逆パターンですよね。

>エビノートさん
ひとりひとりがそれぞれを気遣っているようにも感じられました。春子さんの影響だろうと思ったりします。自然とあたたかく振る舞えるところが・・・
見習わなくっちゃ(笑)

>ゆうさん
こちらこそ本当にありがとうございました。
明日あたり『ハブテトルハブテトラン』の感想アップしますね。中島さんにも喜んでもらえるように頑張りますね。
| トラキチ | 2009/03/23 10:56 PM |
こんばんは。
家族それぞれ個人個人の抱える事情が
テンポの良い語り口でよくわかりましたね。
最後に自分の居場所を見つける
それぞれの様子が、とてもよかったです。
| 藍色 | 2009/03/24 1:09 AM |
どうも。TBさせていただきました。
何だかとらえどころの微妙でいて強いインパクトのある作品として印象に残っています。
>いやあ、みなさんドラマに満ちてますわ
同感です。

| 時折 | 2009/03/24 4:56 AM |
>藍色さん
なかなか視点を変えて飽きさせずに読ませてくれますよね。
文章も洗練されててとっても気に入りました。

>時折さん
ひとりひとりのキャラ付けが巧みなんでしょうね。
だからこのようなドラマが語られるんだと思います(笑)
| トラキチ | 2009/03/24 7:27 PM |









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
2009/03/23 1:16 PM
平成大家族(2008/02/05)中島 京子商品詳細を見る 72歳の元歯科医・緋田龍太郎が妻の春子、妻の母のタケ、ひきこもりの長男克郎と暮らす家に、 事...
本読み日記
2009/03/23 9:53 PM
元歯科医の老夫婦と妻の母、引きこもりとなった長男と暮らす家に、事業に失敗した長女夫婦、離婚した妊婦の次女が同居することになった一家の大家族騒動記。 一応は静かに暮らしていた老夫婦の居住まいが、一瞬にして穏やかでないものとなってしまった様子が、家族それ
かみさまの贈りもの〜読書日記〜
2009/03/24 1:10 AM
装丁は大久保伸子。装画は曽根愛。初出「青春と読書」。 元歯科医の老夫婦・緋田龍太郎と妻春子にその母タケ、引きこもりの長男克郎の家に、...
粋な提案