-
あおいちゃん、明日テレビ出ます。2009.02.28 Saturday
-
番組名は“感動地球スペシャル 宮崎あおい、心にしみるアフリカ 生命輝く大地・ルワンダ”
テレビ静岡制作 公式サイトはこちら
篤姫クランクアップ後、昨年10月にアフリカのルワンダに行って来たいわゆる紀行番組ですね。
ルワンダはご存知の人も多いと思うが1994年に内戦によって約100万人の人が亡くなったと言われています。
私もかろうじて覚えてましたが(汗)、その後一生懸命に生きているルワンダの人々をあおいちゃんがルポしてくれます。
今、あおいちゃんにとっては民放のドラマに出るよりもこういった番組に出た方が、国民のイメージはいいのかもしれませんね。
どういう心の交流ができるか本当に楽しみです。
オンエアーはフジテレビ系にて明日(3月1日)午後4時5分〜5時20分です。
是非ご覧になってください。
素顔のあおいちゃん、魅力的ですよ(笑)
-
『ワンダー・ドッグ』 竹内真 (新潮社)2009.02.27 Friday
-
-
『自転車少年記』 竹内真 (新潮社)2009.02.27 Friday
-
誰しも子供のときに自転車に乗れた時の感動ってひとしおである。
大人になってみて、それは親子の一大イベントということがわかる。
自分の子供が自転車に乗れた時って、ひとりで歩けるようになった時に次いで二番目の大きな成長の節目とも言えそうだ。
本作は昇平という4歳の男の子が自転車に乗ってというか練習中に坂道を下って止まりきれずに同じ年の草太の家に突入し、そこから永遠の友情で結ばれる二人の少年(始めは四歳だが)の成長記である。
物語は4歳から30歳ぐらいまでを描いている。
主役二人以外の脇を固める人たち(伸男・奏・朝美など)も自分の進むべき道を歩んでいる。
この物語に出てくる人物って“ピュアなハートの持ち主”ばかりである。
とりわけ奏の存在って読者に強烈に潔い生き方を提起してくれた。
ラストで八海ラリーに突如参加するシーンでのセリフが脳裡に焼き付いて離れない。
付き合ってるとか結婚するとか、そういうことだけが答えじゃないと思うよ
-
新潮クレスト・ブックス2009.02.26 Thursday
-
身につまされる話。
ハートウォーミングな話。
グッとくる話。
上記は一見、同じような意味合いだと思われるだろう。
でも微妙に違うのである。
それを説明しだすと長くなるので省略するが(笑)、上記三つの話のいずれもを備えているシリーズが新潮クレストブックスシリーズであると思っている。
このシリーズは私が今後翻訳本を読み進めていく上で凄く貴重なシリーズであると言えよう。
昨年創立10周年を迎えた同シリーズは価格はちょっと高めであるが、何といってもその売りは出版社の言葉を借りれば次のようになる。
“新潮クレスト・ブックスは海外の小説、自伝、エッセイなどジャンルを問わず、もっとも優れた作品を紹介するシリーズです。”
もちろん、数年後に文庫化(新潮文庫)される作品もあるであろう。
ジャンル的には小説にこだわらずと新潮社は謳っているが、実際はほとんど小説のはずである。
このあいだ、そこそこ大きな地元の本屋で見てきて、あと新潮社のHPで閲覧したところどうやら凄く品格のある作品群が揃ってそうだ。
四季さんがオススメしてくれたラヒリの『停電の夜に』やシュリンクの『郎読者』はいずれもこのシリーズから刊行された。
訳者に関しては恥ずかしながらほとんど知識がないのであるが、新潮社が依頼する訳者なのでレベルの高い方が多いのだろうと容易に想像できる。
英米文学だけでなく幅広い現代文学を揃えているので、読者にとっての満足感はとっても高いものとなるであろう。
日本の作家でその力量を認められている小川洋子さんと堀江敏幸さんのコメントがとっても印象に残り背中を押してくれる。
他の出版社では真似が出来そうにない当シリーズを刊行し続ける、新潮社に高い品格を感じた。
こう言った時代だからこそ“こだわり”を大事にしてほしいなと思うのである。
私は今とっても胸が高鳴っている。
-
『Interpreter of Maladies』 STORIES BY Jhumpa Lahiri (講談社英語文庫)2009.02.25 Wednesday
-
左(講談社英語文庫)、右(新潮文庫翻訳版)
先日、小川高義訳で新潮文庫版の翻訳本『停電の夜に』を読んで感銘を受けた。
そこで、その感動を原書で何倍も感じようということで講談社英語文庫版を購入した。
通常のペーパーバックとの違いは2点ある。
まず、サイズが日本の文庫本サイズであるという点。
もうひとつは巻末にNotesという注釈がついている点。
原書を読むのは約15年ぶりとなる。
辞書を引きつつ読む気はない。
かなり時間がかかるからだ(笑)
1ページ読んでは翻訳本で確認という感じで読み進めるつもりである。
感覚的には次のように考えている。
たとえば映画を例にとろう。
字幕と吹き替えがある。
臨場感においては字幕に勝るものはないと考える。
小説を翻訳本で読むのはある意味吹き替えで映画を見るような行為と言えよう。
それに対して原書で読むのは字幕なしで映画を見るようなものだと思う。
ただし、原書だけでは理解できないので翻訳本でチェックということになる(笑)
それによって、次の3点を確認したい。
まず、原文に触れることによって作者の本当の姿を直に触れる。
次に、自分の現在の英語力の確認とレベルアップを図る。
最後に、訳者の素晴らしさを再認識する。
予定的には日に5ページずつぐらいになるであろうが(笑)
さあ Read between the lines!
-
アーネスト・ヘミングウェイ(1899〜1961)2009.02.24 Tuesday
-
ウィキはこちら
いわゆるロスト・ジェネレーション(失われた世代)を代表する作家でありかつ20世紀を代表する作家でもある。
おそらく、日本での知名度ではアメリカ人作家では少なくとも文豪ではナンバーワンであろう。
1954年ノーベル文学賞を受賞。
私的には海外に目を向けた作品を書いたヘミングウェイより、第1回で取り上げた国内(アメリカ南部)の人種差別を取り上げたウィリアム・フォークナーの方が好んだのである。
ひとつの理由にヘミングウェイの新潮文庫での訳者・大久保康雄の訳文が私的にちょっと合わなかったのも大きな原因となっている。
近年、新潮文庫で高見浩氏、光文社古典新訳文庫にて金原瑞人氏による翻訳により再びスポットライトが当てられている。
著名な訳者を用いるということはそれだけ、ヘミングウェイの知名度が高いということの表れであり購読需要があると見込んでのことであろう。
翻訳作品は訳者によってその本来の素晴らしき原文が蘇るのである。
現在入手出来る主な文庫は下記の通り。
私が読んだのは★印4冊。原書では『武器よさらば』のみですね。でも内容はほとんど忘れたな。
復活コンプリートしてみるか。
★『武器よさらば』(新潮文庫)高見浩訳 (光文社古典新訳文庫)金原瑞人訳
★『日はまた昇る』(新潮文庫)高見浩訳
『海流の中の島々(上・下)』(新潮文庫)沼澤洽治訳
★『誰がために鐘は鳴る(上・下)』(新潮文庫)大久保康雄訳
★『老人と海』(新潮文庫)福田恆存訳
『われらの時代・男だけの世界―ヘミングウェイ全短編 1―』(新潮文庫)高見浩訳
『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短編 2―』(新潮文庫)高見浩訳
『蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす―ヘミングウェイ全短編 3―』(新潮文庫)高見浩訳
『移動祝祭日』(新潮文庫)高見浩訳
第3回はフィッツジェラルドの予定。
-
『停電の夜に』 ジュンパ・ラヒリ (新潮文庫) 《四季さんオススメ》2009.02.23 Monday
-
<まるで美しい映像の映画を見ているような陶酔感を味わえる短編集。>
まず著者のジュンパ・ラヒリについて簡単にご紹介しよう。
1967年ロンドン生まれ。現在まで本作の他に『その名にちなんで』(新潮文庫)(2004)と『見知らぬ場所』(2008)(新潮クレストブックス)を上梓。
受賞歴は本作に収録されている「病気の通訳」でО・ヘンリー賞、本作でピュリツァー賞とヘミングウェイ賞を、『見知らぬ場所』でフランク・オコナー国際短篇賞を受賞している。
その昔、何カ月も辞書を引きひき訳読したあとで、ついにフランスの小説やイタリアの十四行詩をつっかえずに読めるようになったときも、似たような心地よさがあった。そんな瞬間には、世の中はうまくできている、がんばったらいいことがある、まずいことがあっても結局どうにかなるのが人生だ、と思えたものだ。(病気の通訳より引用)
訳者である小川高義さんの簡潔で美しい訳文が印象に残る。
違和感なく読ませるってその訳者の実力以外のなにものでもありませんよね。
作者の両親がカルカッタ出身のベンガル人で、本作にもインド国内の話2編以外はアメリカで暮らすインド系移民の人々が登場するのが特徴。
私自身、あんまり翻訳本を読まない理由として大きく二つの理由がある(というかあった)
まず、文化の違う人が書いているのでどうしても共感し辛い点。
そして、もうひとつは訳者を介しているので読みにくくかつ読み取りづらい点。
本作を読んで上記2点は杞憂に終わったことに気付いたのである。
前者は作者の力、後者は訳者の力である。
-
ウィリアム・フォークナー(1897〜1962)2009.02.22 Sunday
-
翻訳小説復興元年(私的ですが)ということで、今まで一冊でも読んだことのある世界の文豪を紹介していこうというカテゴリーを作りました。
まず、第1回はウィリアム・フォークナー(1897〜1962)(米)から。
ウィキはこちら
日本ではヘミングウェイほどの知名度はないが(というか雲泥の差があると言っていい)、個人的にはフォークナーの斬新な小説の方が少なくとも若い時は好きだった。
1949年ノーベル文学賞受賞。
ちょっと難解なんだけど、数多くの作家に影響を与えたことでも有名。
20世紀を代表する作家であることには間違いない。
現在入手出来る主な文庫は下記の通り。
私が読んだのは★印3冊。でも内容はほとんど忘れたし、原書で読んだのもどれだったか忘れた(汗)
★『響きと怒り(上・下)』 岩波文庫
★『サンクチュアリ』 新潮文庫
『死の床に横たわりて』 講談社文芸文庫
★『八月の光』 新潮文庫
『フォークナー短編集』 新潮文庫
『アブサロム、アブサロム』 講談社学芸文庫(上・下)、池澤夏樹世界文学全集
『熊 他三篇』 岩波文庫
次回はアーネスト・ヘミングウェイの予定。
-
Make On The Holiday Presents「COVERS FOR LOVERS」~Yurika Sings J Love Songs~2009.02.21 Saturday
-
評価:
大山百合香
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
¥ 2,480
(2008-04-23)
翔ママさんとはもう6年ぐらいのお付き合い。
お互い重松清の大ファンということで懇意にしていただいております。
さて大山百合香ちゃん。
実は知りませんでした。
昨日TSUTAYAで早速借りてきました。
透き通った声が素晴らしく本当に心が洗われるアルバムですね。
何といっても素晴らしいのは選曲。
ちょっと紹介しますね。
01 花 (オレンジレンジ)
02 Sign (Mr.Children)
03 スターゲイザー (スピッツ)
04 壊れかけのRadio (徳永英明)
05 永遠に (ゴスペラーズ)
06 風になりたい (THE BOOM)
07 遠く遠く (槙原敬之)
08 桜坂 (福山雅治)
09 ここにしか咲かない花 (コブクロ)
10 PIECES OF A DREAM (CHEMISTRY)
11 想い出がいっぱい (H2O)
12 瞳をとじて (平井堅)
13 歌うたいのバラッド (斉藤和義)
すごいでしょ、超豪華アーティストといっても過言ではないですよね。
カバーの大御所も入ってるでしょ(笑)
百合香ちゃんのいいところはそんなに熱唱型じゃないところ。
疲れないので本を読みながらBGMとしてもなんとか聴けそうです、私の場合。
さあ、ここをクリックしたら彼女の歌声が聞こえます。
音声が出なかったら右下のMusic Listの曲目をクリックしてください。
そして是非その世界に入り込んでください。
明日からまた読了本レビューアップします。
これからも当ブログよろしくお願いします。
< 前のページ | 全 [6] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |