Search
Calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2009 >>
Sponsored links
徘徊ブログ
読書メーター
トラキチの今読んでる本
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
最近読んだ本
トラキチの最近読んだ本
鑑賞メーター
トラキチの最近観たDVD
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |-
カズオ・イシグロ (1954〜) ≪イギリス≫
さて第2回はカズオ・イシグロです。『日の名残り』を現在進行形で読んでます(笑)
ひとことで言えば味わい深い作品を書く作家と言えるのでしょう。
著者紹介は引用させていただきますね。

“1954年11月8日長崎生まれ。1960年、5歳のとき、家族とともに渡英。以降、日本とイギリスの2つの文化を背景にして育つ。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学ぶ。1982年の長篇デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年に発表した『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞した。1989年には長篇第三作『日の名残り』でブッカー賞に輝き、1995年に第四作『充たされざる者』、2000年に第五作『わたしたちが孤児だったころ』を次々と発表。2005年の第六長篇『わたしを離さないで』は世界的ベストセラーとなっている。”(ハヤカワepi文庫著者紹介より引用)

≪カズオ・イシグロ著作リスト≫ 
(年度は発表年度、◎印は現在入手できる作品)
◎『遠い山なみの光』(1982) ハヤカワepi文庫 小野寺健訳
◎『浮世の画家』(1986) ハヤカワepi文庫 飛田茂雄訳
『日の名残り』(1989) ハヤカワepi文庫 土屋政雄訳 <既読>
◎『充たされざる者』(1995)ハヤカワepi文庫 古賀林 幸訳
◎『わたしたちが孤児だったころ』(2000) ハヤカワepi文庫 入江真佐子訳
◎『わたしを離さないで』(2005) ハヤカワepi文庫 土屋政雄訳

意外なのは訳者が統一されてないところ。
全部土屋さんばかりかなと思ってました。
でもすべて現在はハヤカワepi文庫で読めるところがいいですね。
是非コンプリートしたいと思ってます。

次回はジョン・アーヴィングの予定。

posted by: トラキチ | 現代海外作家ナビ | 17:34 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『sweet aunt』 さとうさくら (宝島社) ≪ゆうさんオススメ≫
評価:
さとうさくら
宝島社
¥ 1,260
(2008-10-08)
ゆうさんのオススメ本。オススメ本リストはこちら
<作者の物腰の柔らかさに背中を押された気がする作品。>

作者のさとうさくらは『スイッチ』で2006年第1回日本ラブストーリー大賞審査員絶賛賞を受賞(大賞は原田マハの『カフーを待ちわびて』)、その後『メルヘンクラブ』を上梓、本作が第3作となる新進の女性作家。
まず読み始めて最初に感じたことは、その文章の読みやすさ。
これはまあ簡単明瞭な文章と言えばそれまでだが、普段あんまり読書をしない人でもスンナリと入れるように書かれている。

主人公の実花は18歳で高校卒業を目前に控えていて、服飾の専門学校に入学予定。
だが不慮の事故で両親がなくなり、大嫌いだった母の妹と同居することとなる。
続きを読む >>
posted by: トラキチ | オススメ本(感想) | 19:43 | comments(2) | trackbacks(1) |-
イアン・マキューアン (1948〜) ≪イギリス≫
現代海外作家のナビをその入手できる作品リストを中心に記していきたいと思います。
まず第1回はイアン・マキューアン。実は今初めて『土曜日』を読み始めたところである(笑)

イアン・マキューアンは1948年生まれのイギリス人作家で、現在までに新潮クレスト・ブックスにて3冊刊行されている(うち1冊は絶版)。
1998年『アムステルダム』でブッカー賞を受賞。
代表作は『贖罪』になるのであろう。主な映画化作品として『Jの悲劇』(『愛の続き』)、『つぐない』(『贖罪』)がある。

≪イアン・マキューアン著作リスト≫ 
(年度は発表年度、◎印は現在入手できる作品)
 『最初の恋、最後の儀式』 First Love, Last Rites (1975) 短編集 サマセット・モーム賞受賞
 『セメント・ガーデン』The Cement Garden (1978)
 『ベッドのなかで』 In Between the Sheets (1978) 短編集
 『異邦人たちの慰め』 The Comfort of Strangers (1981)
 『時間のなかの子供』The Child in Time (1987) フェミナ賞外国小説部門受賞
 『イノセント』The Innocent (1989) 金工作が題材となった作品
◎『黒い犬』Black Dogs (1992)<早川書房 宮脇孝雄訳>
◎『夢みるピーターの七つの冒険』The Daydreamer (1994)<中公文庫 真野泰訳> 児童書
 『愛の続き』Enduring Love (1997) <新潮クレスト・ブックス、新潮文庫共に絶版>
◎『アムステルダム』Amsterdam (1998)<新潮文庫 小山太一訳> ブッカー賞受賞
◎『贖罪』Atonement (2001)<新潮文庫(上・下)小山太一訳>
◎『土曜日』Saturday (2005)<新潮クレスト・ブックス 小山太一訳>

第2回はカズオ・イシグロの予定。
posted by: トラキチ | 現代海外作家ナビ | 17:14 | comments(0) | trackbacks(0) |-
光文社古典新訳文庫!
“新訳戦国時代”と言われている。
その言葉の発端となったシリーズを今日は取り上げますね。
“いま、息をしている言葉で、もう一度古典を”というキャッチフレーズで2006年9月に創刊された光文社古典新訳文庫
サイトはこちら

ラインナップや翻訳者紹介をご覧になっても知ってる作品や訳者がかなりあります。
3月現在で数えたら下記の数となりました。
ロシア文学 20作品
仏・伊文学 20作品
英・米文学 29作品
ドイツ文学 9作品
その他   1作品
現在毎月コンスタントに2作品ずつ刊行されている。

今のところ、私が目をつけているというか読みたいなと思ってるのは下記の作品です。
備忘録代わりに記しておきますね。
『武器よさらば』(上・下)金原瑞人訳 ヘミングウェイ著
『ドリアン・グレイの肖像』 仁木めぐみ訳 ワイルド著
『月と六ペンス』 土屋政雄訳 モーム著
『若者はみな悲しい』 小川高義訳 フィッツジェラルド著
『車輪の下で』 松永美穂訳 ヘッセ著

まあ、このシリーズに対抗して新潮社が“海外名作新訳コレクション”を出したのでしょうね。
読者にとっては非常に嬉しいことであります。
posted by: トラキチ | 本の話題 | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『キス』 キャスリン・ハリソン (新潮社)
評価:
キャスリン ハリソン
新潮社
¥ 1,785
(1998-05)
若くして結婚した父と母は、娘が生まれるとまもなく離婚、成長した娘は大学生となり、父は離れた町で牧師として新しい家庭を築いた。そして、運命の再会、父は娘の美しさに目を奪われ、娘は父の登場に心を奪われる。やがて二人は、近親相姦という暗い谷底へと落ちていった・・・全米を震撼させたベストセラー。著者自身の実体験を真摯に綴った、人間存在の根源に迫るノンフィクション。(文庫本裏表紙より引用)

<人生に対して誠実かつ真摯に向き合いなさいと教えてくれる一冊>

車を停め、駐車場からターミナルに入り、ゲートまでひたすら走る。わたしは息をはずませてたどり着く。黄褐色の・・・茶ではない・・・背広を着た男性が、ゆっくりとウォータークーラーから顔を上げ、こちらを向いてわたしを見る。どちらもすぐに相手に気づく。最近の写真は交換している。だが、それだけではない。おたがいに似ているのだ。
(本文より引用)

岩本正恵訳。
今年で創刊11周年となる新潮クレスト・ブックスの初回配本作品。

まず、本作を目をそらさずに読者の前に提供してくれたことを著者に深く感謝したい。
過去の自分との決別のために・・・
かなり勇気のいることであったと思われる。
フィクションならいざ知れず。
読み取り方によっては父親の非情さ・思慮のなさを感じずにいられない方もいらっしゃるだろう。
でも、この作品は少なくとも作者は読者にそういった理解を求めているのではないのである。
続きを読む >>
posted by: トラキチ | 新潮クレスト・ブックス(感想) | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『朗読者』 ベルンハルト・シュリンク  (新潮社)
評価:
ベルンハルト シュリンク
新潮社
¥ 1,890
(2000-04)
こちらをご覧ください。
posted by: トラキチ | 新潮クレスト・ブックス(感想) | 20:20 | - | - |-
『停電の夜に』 ジュンパ・ラヒリ  (新潮社)
こちらをご覧ください。
posted by: トラキチ | 新潮クレスト・ブックス(感想) | 20:18 | - | - |-
小川洋子さんの美しいコメント!
image.jpg
重松さんの新刊『ステップ』(中央公論新社)買いました。
表紙がかなり明るいというか今までのイメージと違った感じとなっています。
島本理生さんの新刊も並んでて買おうかどうか迷いましたが今日のところは断念しました。
朱川湊人さんのわくらば日記シリーズの第二弾も並んでましたね。

ブックオフにも行き、新潮クレストブックスの初期の名作と言われている『巡礼者』の文庫版をゲット。350円したのですが、これは満足です。
クレスト・ブックスの方は復刊してますね。
たまたま買った本に新潮クレスト・ブックス五周年のちらしが挿まれていて、小川洋子さんのコメントが書いてます。
記しますね。

“クレスト・ブックスには品格がある。全身で文学の海に飛び込んでゆこうとする志の高さがある。世界のどこかで、同時代の書き手たちがこうして真摯に言葉を紡いでいると思うだけで励まされる。クレストがなければ、『キス』とも『巡礼者たち』とも『冬の犬』とも出会えなかったのかと思うと、恐ろしい気持にさえなる。”
posted by: トラキチ | 新潮クレスト・ブックス | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |-
F・スコット・フィッツジェラルド (1896〜1940)
スコット フィッツジェラルド,村上春樹
中央公論新社
¥ 861
(2006-11)
世界の文豪シリーズ第3回はF・スコット・フィッツジェラルド(1896〜1940)です。
ウィキはこちら

この人もフォークナーやヘミングウェイ同様、“ロストジェネレーション”を代表する作家のひとりであるが大恐慌とともに没落。
結構波瀾万丈の人生だったみたい。夫人のゼルダも有名ですね。
ノーベル賞もたぶん取っていないし、死後有名になった作家の代表だとも言える。
日本では村上春樹が訳してかなり知名度をあげてますね。
『ノルウェイの森』でも『グレート・ギャツビー』の作品名が出てきますよね。

代表作である『グレート・ギャツビー』はModern Libraryの発表した「20世紀最高の小説」では2位にランクされています。
凄いですね。映画化も数度され、1974度版ではロバート・レッドフォードが演じました。
若い人は知らないか(苦笑)
私が読んだのは『グレート・ギャツビー』のみです、それも翻訳(新潮文庫)で・・・
村上春樹の改訳で新書版刊行も含め、ラヒリの訳で著名な小川高義さんによる新訳など、ここ数年再びスポットライトが当たっていると言っても過言ではないのでしょう。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(角川文庫)2009 永山篤一訳 未訳のものばかりをチョイス
『若者はみな悲しい』(光文社古典新訳文庫)2008 小川高義訳
『夜はやさし(改版)』(上・下)(角川文庫)2008 谷口陸男訳
『ラスト・タイクーン(改版)』(角川文庫)2008 大貫三郎訳
『バビロンに帰る 村上春樹翻訳ライブラリー』(中央公論新社)2008 村上春樹編訳
『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック 村上春樹翻訳ライブラリー』(中央公論新社)2007 村上春樹編訳
『グレート・ギャツビー 村上春樹翻訳ライブラリー』(中央公論新社)2006 村上春樹編訳 ★(新潮文庫)野崎孝訳 1974
『マイ・ロスト・シティー 村上春樹翻訳ライブラリー』(中央公論新社)2006 村上春樹編訳
『フィッツジェラルド短編集』(新潮文庫)1990 野崎孝訳

第4回はカポーティの予定。
posted by: トラキチ | 世界の文豪ナビ | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『ハブテトル ハブテトラン』 中島京子 (ポプラ社)
評価:
中島 京子
ポプラ社
¥ 1,470
(2008-12)
中島京子著作リストはこちら

<小学5年生の少年の心の溝を軽妙なタッチで描いた秀作。>

中島京子さんの2冊目は少年少女小説。
一応、一般書の分類であろうが実際は小学高学年ぐらいから読める。
ちょうど主人公の大輔ぐらいの年齢からかな。
版元のポプラ社らしい作品だと言えそうですね。

でも一筋縄ではいかないのが本作。

主人公で小学5年生の大輔が東京を離れて広島に来たいきさつが泣けるというか重要となっているのですね。
学級崩壊の状態のクラス委員を押しつけられ、その結果喋れなくなり、登校拒否となった大輔。両親の配慮から2学期だけ母親の故郷である広島県福山市の学校に転入するべく、夏休みの間に先にひとりで飛行機に乗って広島に向かうところから物語は始まる。
そう始まりは重いテーマを包括しているのである。
続きを読む >>
posted by: トラキチ | 中島京子 | 17:33 | comments(10) | trackbacks(5) |-